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商蔵奉行クラウドと商蔵奉行i11の違い

商蔵奉行クラウドと商蔵奉行11の違い

2019年に商蔵奉行クラウドがリリースされ、徐々にユーザー様が増えるとともに、従来型の商蔵奉行i11/J11と比較してどちらが良いか相談を受ける機会も増えてまいりました。
究極的にはお客様ごとに回答は異なりますが、本ページでは長年奉行シリーズの導入支援を担当してきた販売店の立場から、それぞれの違いと検討段階におけるアドバイスを記載します。

本ページでは販売管理システムの「商奉行」、仕入在庫管理システムの「蔵奉行」をまとめて「商蔵奉行」と表現していますが、クラウド版・従来(オンプレミス)版共に「商奉行」「蔵奉行」をそれぞれ単独で購入/利用することができます。
また、商奉行はクラウド、蔵奉行は従来版という利用方法をとられる場合は、商品マスタの共用や在庫連動ができませんのでご注意ください。

要旨

新規に導入されるなら、商蔵奉行クラウドをおすすめします

奉行シリーズは、長年機能強化を続けてきましたが、OBCは今後奉行クラウドを主要製品と位置づけると明確に打ち出し、現に奉行クラウドでしか利用できない機能が増えています。
今後の製品寿命の観点からも、商蔵奉行クラウドから使い始めた方が後々のシステム移行などの手間が少なく、新たな機能による業務生産性向上の恩恵を受けることができます。

ソフトウェア 新規購入

旧製品からバージョンアップされる場合も、将来を見据えると商蔵奉行クラウドをおすすめします

新規導入の場合と同様、OBCは今後奉行クラウドを主要製品と位置づけると明確に打ち出しています。一方で、細かい機能面やデータの仕様など、勘定奉行や給与奉行と比較すると、商蔵奉行は従来製品との差異が大きいのが実情です。
データ移行の可否や必要な機能、予算等を踏まえて、基本的には「商蔵奉行クラウド」を軸に検討を進め、状況に応じて「商蔵奉行i11」ないし「商蔵奉行J11」を採用する事をおすすめします。

【奉行クラウドへの移行に注意を要するケース】

・伝票件数が極端に多い
・支払消込等の「オプション」を利用している
・1つの商蔵奉行で複数の会社の販売・仕入管理を行っている

会計や給与のみ「奉行クラウド」とし、販売管理はオンプレミス運用を続けるケースもあります。

ソフトウェア バージョンアップ

商蔵奉行クラウドと商蔵奉行i11との業務比較

業務の所要時間については、いずれもOBC調べです。

入金確認と消込業務

1か月当たり100件の入金確認と消込業務を行っている場合

商奉行クラウド

2時間/月

比較

比較

インターネットバンキングと連携し、入出金データを元に自動的に仕訳入力

・インターネットバンキングのデータは商奉行クラウドへ自動取込

・インターネットバンキングのデータから入金元を自動判別し、回収予定表と照合し入金消込

・消込処理後、入金伝票は自動作成

商奉行i11

8時間/月

比較

比較

回収予定表と銀行入金データを目視で照合。

・入金内容の確認のため、インターネットバンキングのデータを出力

・インターネットバンキングの出力データと照合しながら入金消込作業

・消込処理後、入金伝票は自動作成

【動画 1分21秒】簡単に消し込みと同時に入金伝票を自動作成!

受発注業務

1日あたり30件の受注伝票と、その受注に対応する発注伝票を入力する場合

※商奉行、蔵奉行クラウドの両システムが必要です。

商奉行クラウド

30時間/月

受注から発注までリレー入力が可

比較


比較

受注伝票の入力時に、発注伝票も同時かつ自動入力させることで、時間短縮

・受注、発注ともに同じ画面で入力可能

・1つの注文書に発注先が複数ある場合も、受注伝票入力時に発注先別の伝票が作成される

・自動処理することで、人為ミスによる発注もれの心配がなくなります

商奉行i11

50時間/月

1.受注業務

比較

2.発注業務

比較

受注伝票と発注伝票を別々に入力するため、時間がかかる

・受注と発注別々の画面で、同じ情報の入力が必要

・1つの注文に対し発注先が複数ある場合は、何度も入力が必要

・発注漏れがないか、受注伝票を確認しながらチェックが必要

「直送取引」の売上・仕入業務

1日あたり30件の売上計上と、それに対応する複数の仕入先への仕入計上をする場合

※商奉行、蔵奉行クラウドの両システムが必要です。

商奉行クラウド

20時間/月

売上から仕入までリレー入力が可

比較


比較

売上伝票の入力時に仕入伝票も同時に自動入力され、時間短縮できる

・売上、仕入ともに同じ画面で入力が可能

・「受発注伝票」で入力した伝票の内容を、売上伝票へリレー入力することができるため、入力回数および時間はさらに短縮できます

・自動処理することで、人為ミスによる仕入計上もれの心配がなくなる

商奉行i11

40時間/月

1.売上業務

比較

2.仕入業務

比較

売上伝票と仕入伝票を別々に入力するため、時間がかかる

・売上と仕入別々の画面に同じ情報の入力が必要

・1つの注文書で仕入先が複数ある場合は、何度も入力が必要

・仕入計上漏れがないか、売上注伝票を確認しながらチェックが必要

【動画 1分11秒】かんたん操作で伝票入力時間を大幅削減!

商蔵奉行クラウドと商蔵奉行i11/J11の違い

商蔵奉行クラウドは、クラウド製品ならではの業務標準化と電子化を実現できる、デジタル化時代にふさわしい「商蔵奉行」です

商蔵奉行クラウドは、長年にわたり積み上げられてきた商蔵奉行の機能と実績をもとに開発された全く新しいクラウド版の製品です。
クラウドならではの下記機能を存分に生かすことで、「導入するだけで業務生産性を高めることができる販売・仕入管理ソフト」となっています。

  • いつでもどこでも最新のデータにアクセスできる「クラウド型ワークスタイル」を実現
  • 伝票入力を自動化し、生産性を上げる機能が充実
  • 請求書をペーパーレス化するとともに、インボイス・デジタルインボイス対応もできる
  • 追加のオプション契約なしで電子帳簿保存法対応を実現できる
  • 多彩な商品管理項目を駆使することで、幅広い業種・業態に対応、入力の都度の手計算、エクセルや補助シートなどを排除
  • データの自動バックアップとプログラムの自動更新で安心、突然の機器トラブルとも無縁

データ容量の制約が、移行にあたってのネックです

クラウドサービスは、データをクラウド上に預ける形態をとるため、容量の問題が生じます。
商蔵奉行のデータサイズは「登録明細数」で管理されます。
これを上回る場合に上位プランへの契約替えが必要となり、状況によってはコストが嵩みます。

料金・利用環境の比較

機能項目 商蔵奉行クラウド 商蔵奉行i11/J11
初期費用 0円~ J11:22,000
i11:267,520円~
(Bシステムの場合)
ランニング費用 商・蔵単体:年額 88,000円~
商蔵セット:年額 156,000円~
J11:66,000円
i11:97,900円~
(いずれも保守費用)
保守加入 不要
(利用料に含まれる)
必要
サーバの購入・管理 不要
(スタンドアロン版のみ不要)
複数台のPCでの利用
インストール台数制限なし
J11:×
i11:○(サーバが必要)
専門家ライセンス 無償付帯(1ライセンス) 設定なし
プログラム更新作業 不要(自動) 必要
データのバックアップ 不要(自動) 必要
セキュリティ対策 不要 必要
バージョンアップ 不要 必要

具体的な機能の比較

機能差異について、代表的な項目を抜粋して掲載します。

機能項目 商蔵奉行クラウド 商蔵奉行i11/J11
管理可能領域(会社)数 1 i11:無制限
J11:10
データ容量 契約プラン毎に登録上限明細件数が定められています ハードウェアに依存
(実質無制限)
商品マスタ項目の強化
得意先別商品単価
荷姿別単価
数量別単価
バリエーション管理
荷姿管理
×
見積書作成
iSシステムのみ対応
請求書の電子化
奉行Edge請求管理電子化クラウドの利用が必要

奉行Edge請求管理電子化クラウドの利用が必要
電子インボイスの発行
信販会社、信託債権、クレジット販売、ファクタリングの機能
債権奉行クラウドの利用が必要
仮受金管理
電子記録債務
相殺処理
他社サービス連携 API連携でシームレス CSV連携で手間暇がかかる

奉行クラウドでは利用できない機能

ご利用の少ない一部の機能は、奉行クラウドには搭載しておりません。

  • 売上・仕入処理/ ABC分析、行列表
  • 販売管理/定期売上処理、取引実績⼀覧表、予算実績対⽐表
  • プロジェクト収益・原価管理表
  • 支払伝票⼊⼒権限登録/項目単位での権限は付与できません
  • 業務スケジュール登録
  • マスターコードや伝票No.での前ゼロ非表示
  • 部門グループ/同じ部門を複数の部門グループに登録
  • 伝票入力期間制限/発注伝票、出荷伝票、入荷伝票、生産伝票、分解伝票、倉庫間振替伝票、預り品伝票、仮出荷伝票、仮入荷伝票
  • 汎用データ作成/奉行11・10・8 形式 など

また「商蔵奉行クラウド」に移行後も、勘定奉行を「奉行クラウド」に移行していない場合は、直接連動ができません。CSVファイルに保存して連携します。

その他、詳細はOBCホームページ「コンバート元の製品」との機能差異 をご覧ください。
機能差異:商奉行
機能差異:蔵奉行

ソフトウェア 新規購入
ソフトウェア バージョンアップ

旧製品から奉行クラウドへ移行される場合の留意事項

奉行シリーズから奉行クラウドへの移行に当たっては、製品の性質の違いを理解することが肝要です。特定のソフトに限定されない、共通の事柄については下記ページにまとめておりますのでご一読ください。

奉行クラウドと従来の奉行シリーズの違い

奉行クラウドへ移行するお見積依頼をいただくにあたり

奉行シリーズから奉行クラウドへのデータコンバートは可能です。 ただし、奉行クラウドへの移行時は、データ形式に差異があるため、事前に「データコンバート事前確認ツール」用い、データコンバートの可否をご確認いただく必要がございます。
「データコンバート事前確認ツール」は、OBCが運営している奉行クラウドヘルプセンターにある「データ移行のための準備・確認」ページをご参照ください。
利用手順が分からない場合、当社でもサポートいたします。

今使用中のデータが移行できるかを、ツールでチェックする(商・蔵共通)

お見積り依頼の際は、「データコンバート事前確認ツール」を動作させることで出力される「データコンバート事前確認レポート」の情報をお送りいただくとスムーズです。
問い合わせフォーム内に、データコンバート事前確認レポートで出力されたテキストをすべて貼り付けてお送りください。
また、「コンバートできないデータです」と表示された場合にも、何らかの打開策が得られる可能性がありますので、一度ご相談くださればと存じます。

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