OBC奉行11/10シリーズのサポート終了について
2025年4月14日更新
奉行11シリーズの新規販売終了とサポート終了について、OBC(株式会社オービックビジネスコンサルタント)から正式に発表がありました。
奉行11シリーズは、OBCが提供しているオンプレミス環境で運用する基幹業務システムの最新シリーズです。しかしながら、開発環境の老朽化、エンジニア不足など、最新環境への対応が困難といった様々な背景から段階的にサポートを終了していくことが決まりました。
このページの目次
サポート終了についての最新情報
1. 出荷の停止について
2025年2月28日をもちまして、「奉行11シリーズ」の新規販売は終了いたしました。
事前にお見積書を提示していたお客様につきましては、同年3月31日まで出荷対応を行い、すべての新規販売を終了しております。
今後、新たに「奉行シリーズ」の導入をお考えのお客様につきましては、「奉行クラウド」をご検討ください。
2. サポートの終了について
奉行11シリーズでは、出荷期間を【前期】【後期】の2つに分けて、サポート終了日とメンテナンス終了日を設定しています。
【前期】対象出荷日:2020年3月~2023年3月31日
メンテナンス終了日:2026年12月31日
サポート終了日:2027年4月30日
【後期】対象出荷日:2023年4月~2025年3月31日
メンテナンス終了日:2028年12月31日
サポート終了日:2029年4月30日
サポート期限までは新たにOMSS会員サービス(年間保守)に加入することは可能ですが、サポート終了後は、更新プログラムの提供や、サポートセンターのご利用等、OMSS会員サービスも終了となります。
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サポート終了製品を使い続ける場合のリスク
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メンテナンス終了後は、今後一切の法令・税制改正に対応できない。
具体的には、奉行i10シリーズにおいては令和6年分以降の年末調整に対応できません。 - OSやハードウェアの更新に対応できなくなる
- 脆弱性の修正が行われないため、情報セキュリティ上の危険が増す
奉行シリーズをはじめ、全てのソフトウェアには、製品ごとにサポート期限(製品寿命)が設けられており、順次サポートが終了されていきます。
サポートが終了した製品を使い続けると、最新の法律や税制への改正対応ができないだけでなく、自動的に行われるOS(Windows)の更新にも対応できず、予期せず起動できなくなるなどのトラブルに見舞われるリスクがあります。
近年、Windows10/11の更新に伴う不都合が頻発しています
近年のIT関連技術の劇的な進歩に伴い、利便性の向上とともに、情報セキュリティを脅かす事案も多発しています。こうした危険性を避けるため、以前にも増してWindowsの更新が盛んに、かつ大規模に行われ、特にWindows10/11は、更新プログラムの適用は自動(強制)となっています。
このことに起因し、Windows上で動作するソフトウェアも、最新のWindowsにおける正常な動作に対応するため、更新が必要となります。
OBCにおいても、こうした法令改正対応以外のプログラム更新が随時実施されており、適用せずにいると、突然ソフトウェアが起動できなくなったり、データが取り出せなくなったりするなどの不都合に見舞われる可能性があります。
このような事情により、近年はプログラム保守の必要性が以前より格段に高まっています。
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サポート終了スケジュール
メンテナンス終了...ソフトウェアの法令改正対応や機能向上のための開発業務の終了
サポート終了...サポートセンターの問合せ対応等、OMSSに係るすべてのサービスの提供終了
OBC 奉行シリーズ サポート終了スケジュール
ソフト名 | メンテナンス終了 | サポート終了 |
OBC 奉行11シリーズ全製品 |
前期:2026年12月31日 後期:2028年12月31日 |
前期:2027年4月30日 後期:2029年4月30日 |
OBC 奉行10シリーズ全製品 |
2024年8月31日 終了しました |
2024年12月31日 終了しました |
OBC 奉行8シリーズ全製品 |
2021年12月31日 終了しました |
2022年6月30日 終了しました |
OBC 奉行iシリーズ全製品 |
2018年12月31日 |
2019年4月30日 |
OBC 奉行21Ver.5シリーズ全製品 |
2016年12月31日 |
2017年3月31日 |
2024年8月31日以降は「OBC 奉行10シリーズ」はプログラムの更新が行われず、2024年以降の年末調整をはじめ、新たな税制・法令改正には対応できません。
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サポート終了製品の後継システムについて
OBCでは、サポート終了製品の後継システムとして、「奉行クラウド」の導入を推進しています。
※OBCは今後奉行クラウドを主要製品と位置づけると明確に打ち出しています。
しかしながら、奉行11シリーズと奉行クラウドは、全く同じ仕様ではないため単純には移行できないというユーザー様もいます。その場合には別のシステムへの乗り換えを検討する必要もあります。
奉行クラウド
OBCの基幹業務システムを継続して利用する場合、奉行11シリーズの後継システムになるのは「奉行クラウド」です。
奉行クラウドはオンプレミス環境ではなく、OBC管理下のデータセンター上にデータを預け、奉行を利用する形態です。サーバ不要で、手軽に複数人/遠隔地との共通運用を実現します。
オンプレミス型のように買い切りではなく、利用料型(サブスクリプション)のため、定額の利用料を毎年口座振替にてお支払いいただきます。
奉行シリーズから奉行クラウドへの移行の場合、かかる費用は初年度のみの初期費用と定額の利用料のみで、バージョンアップ費は不要です。
1ライセンスから利用できるため、小規模企業様での導入も盛んです。
<このような方におすすめ>
- サーバ更新費も含め、バージョンアップに要する費用を抑えたい
- 将来的に、さらなる業務効率化・デジタル化を進めていたい
- 社外(自宅やコワーキングスペース)でも利用したい/リモートワークできる環境を整えたい
- 自社サーバを保有したくない/買い替えたくない
- 常に最新版のソフトを利用したい
- バージョンアップや保守更新などの煩わしさを解消したい
別の基幹業務システムへ乗り換え
別の基幹業務システムへの乗り換えをご検討の場合、まずは導入システムの選定が必要です。しかし、数多くの基幹業務システムの中から自社に最適なものを選ぶには、時間や費用といったコストがかかります。お困りの際には「なんでも相談窓口(無料)」をご利用ください。
弊社は創業以来30年以上、業務ソフト専門店として提案営業に従事してまいりました。OBCに限らず、PCA、応研、ソリマチ、マネーフォワードなど複数メーカーのソフトウェアを取り扱っておりますので、各製品のメリット・デメリットを明確にご提示しながら、最適なシステム導入をご支援いたします。
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