OBC奉行11シリーズのサポート終了と
後継商品への移行について
OBC「奉行11シリーズ」は、2027年4月末をもってサポートが終了します。(前期スケジュール)
サポート終了後は、法令改正への対応停止、セキュリティリスクの増大など、事業継続に深刻な影響を及ぼす可能性があります。
本ページでは、公表されているサポート終了スケジュールと、業務継続のために知っておくべきリスク、そして後継製品「奉行iクラウド」への移行のポイントをまとめています。
奉行11シリーズの終了スケジュール
奉行11シリーズは、2025年2月28日をもちまして、新規販売を終了いたしました。
ご利用中の製品は出荷時期に応じて【前期】【後期】に分けて、メンテナンス終了日とサポート終了日が定められています。このスケジュールに沿って、順次保守サービスや問い合わせ対応が終了していきます。
終了スケジュール
| メンテナンス終了 | サポート終了 | |
|---|---|---|
【前期】対象出荷日 |
2026年12月31日 | 2027年4月30日 |
【後期】対象出荷日 |
2028年12月31日 | 2029年4月30日 |
サポート終了後に起こり得るリスク・影響
サポート終了を迎えると、以下のような実務上の問題が発生する可能性があります。
-
新たな法令改正・税制改正への非対応
⇒ 令和9年分以降の年末調整に非対応 -
OS・ハードウェア更新に伴う動作不良
⇒ Windows OSの強制アップデート後に起動不能になる可能性 -
脆弱性修正が行われず、セキュリティリスクが増大
⇒ 社内ネットワーク全体の安全性に影響 -
突然ソフトが起動しなくなる/データが取り出せなくなるなどの致命的障害
⇒ バックオフィス業務、事業運営に影響
保守契約(OMSS)も同時に終了
サポート終了に合わせて、OMSS(年間保守サービス)も終了します。
更新プログラムの提供、法令改正対応、サポートセンターへの問い合わせなど、すべての保守サービスが受けられないだけでなく、「Office連携機能」が使用できなくなります。
使用できなくなるOffice連携機能
- 試算表などの各帳票のExcelへの罫線付き
- SharePointへのアップロード
- Outlookへの添付
- PDF出力
- 送り状データ連携(対象製品:商奉行11・商蔵奉行11)
- クイック機能
サポート終了に伴う『今すぐにすべきこと』
今すぐにすべきことは、移行スケジュールの確認です。
今回の奉行11シリーズの移行は、これまでの「データ移行」や「単なるバージョンアップ」とは性質が異なります。
奉行iクラウドへの移行か、それ以外の選択か、いずれにおいても奉行11にとどまることはできないため、いつから移行に着手するかを明確にしておく必要があります。
サポート期限ギリギリになると起こり得るリスク
- ユースウェア(導入支援)の予約が埋まり、希望時期に作業できない
- サポート窓口が混雑し、必要なときに繋がらない
- 社内検討が遅れ、期末処理や法改正対応に間に合わない
これらのリスクは「いつまでに何をしたら良いか」を前もって知っておくことで回避できます。
ぜひ一度ご相談ください
移行完了までの期間は、会社の規模や業界、業務の運用状況で大きく変わります。
「まだどうするか決めてない」「奉行iクラウドのこともよく知らない」という段階でも構いません。まずはご利用状況をお伝えください。
すぐに動くべきか、まだまだ大丈夫かも含めて、最適な移行スケジュールを提案いたします。
移行スケジュールのご相談はお気軽に!
まずは「スケジュールを一緒に考える」ところから始めましょう。
電話受付時間:月~金 10:00〜12:00/13:00〜16:00
奉行11シリーズの後継製品は?サポート終了後の一手を考える
奉行11シリーズのサポート終了により、業務ソフトの見直しを迫られる企業が増えています。
OBCでは、後継システムとして「奉行iクラウド」を主軸に位置づけており、クラウド環境への移行を強く推奨しています。
奉行iクラウドとは?オンプレ型との違いとメリット
奉行iクラウドは、OBCのデータセンター上で運用されるクラウド型の基幹業務システムです。
従来のようなサーバ購入やインストールは不要で、インターネット環境があればどこでも利用できます。
主な特徴:
- サーバ不要/自社での保守・更新作業が不要に
- サブスクリプション型の定額料金(初期費用+年額利用料)
- 常に最新版のソフトが利用可能(バージョンアップ費用不要)
- 複数拠点・テレワーク環境に柔軟に対応
- 世界水準のセキュリティ対策
このような企業様におすすめです
奉行iクラウドは、以下のような課題や希望をお持ちの企業様に特に適しています。
- サーバ更新やバージョンアップの費用を抑えたい
- 社外や複数拠点でも同時に利用したい(テレワーク対応)
- 自社にサーバやIT管理者がいない
- なるべく早く移行を進めたいが、何を選べばよいかわからない
- 導入後も最新の法改正に対応できる状態を維持したい
奉行iクラウドのページでさらに詳しく説明しています。
奉行iクラウド・その他業務ソフトのご相談はお気軽に!
ミモザ情報システムにお任せください。
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IT導入補助金でお得に業務ソフトを切り替え可能
奉行iクラウドへの移行をはじめとする業務ソフトの切り替えでは、最大で80%補助の「IT導入補助金」を活用できるケースがあります。
補助金を活用すれば、初期導入費や年間利用料の一部が補助対象となり、費用面での負担を大幅に軽減できます。
補助金活用のメリット
- 初期費用+1年分の利用料の補助対象
- 対象製品・補助枠に応じて数十万円~数百万円のコスト削減が可能
- 申請から採択後の手続きも当社がワンストップでサポートいたします
まずは補助対象かどうかを確認しましょう
補助金には公募期間・業種要件などがあります。
当社では、対象かどうかの判定から申請サポートまで、専門スタッフが無料でご案内しています。
補助金を活用できる場合はもちろん、それ以外でも導入しやすいプランをご案内可能です。
IT導入補助金のご相談はお気軽に!
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「結局どうすれば良いのかわからない」という場合でもお気軽にご相談ください
「クラウド型ソフトに切り替えるのは難しい…」「業務処理手順が変わるのは困る」「奉行シリーズ以外も考えたい」という方もご安心ください。
当社では、OBC製品以外にもPCA・ソリマチ・応研・マネーフォワードなど、複数メーカーの業務ソフトをご提案可能です。業種・業務内容に応じて最適な選択肢をご提案します。
歴代奉行シリーズのサポート終了一覧
現在お使いのシリーズが奉行11以前の場合は、すでにサポートが終了しています。
以下の表で過去の終了日程をご確認ください。
| ソフト名 | メンテナンス終了 | サポート終了 |
|
OBC 奉行10シリーズ全製品 |
2024年8月31日 終了しました |
2024年12月31日 終了しました |
|
OBC 奉行8シリーズ全製品 |
2021年12月31日 終了しました |
2022年6月30日 終了しました |
OBC 奉行iシリーズ全製品 |
2018年12月31日 |
2019年4月30日 |
OBC 奉行21Ver.5シリーズ全製品 |
2016年12月31日 |
2017年3月31日 |
2024年8月31日以降は「OBC 奉行10シリーズ」はプログラムの更新が行われず、2024年以降の年末調整をはじめ、新たな税制・法令改正には対応しておりません。
移行時によくあるご質問・検討時の不安
実際に奉行iクラウドや他社製品への切り替えを検討する際、多くの企業様が以下のような不安を感じています。
- 長年使い慣れた操作が大きく変わってしまうのでは…
- クラウドで複数の会社データを管理できるの?
- データ容量や過去データの移行に制限は?
- 移行にどれくらいの期間や費用がかかるのか分からない
こうしたご質問や不安を解消するために、ミモザ情報システムでは30年以上の業務ソフト提案実績を活かし、移行診断・製品比較・導入サポートまで一貫対応しています。
まずはご相談いただければ、現在のご利用状況から「無理なく使える後継製品」や「最適な移行手順」をご提案いたします。
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