奉行iクラウドの料金は高い?プラン別の費用と導入コストを徹底解説
2025年11月20日更新
奉行iクラウドは、会計・給与などの奉行シリーズをそのままクラウドで使える法人向け業務ソフトです。
自社でサーバーを持たずに運用できる手軽さから、「オンプレミス環境からの切り替えを検討したい」という中小〜中堅企業を中心に導入が進んでいます。
一方で、「クラウドは高そう」「オンプレミスと何が違うのか分からない」といった声も多く、費用感や構成の違いに不安を感じている方も少なくありません。
本記事では、奉行iクラウドの料金体系・導入コストの違い・注意点を整理し、「結局どうすればよいのか?」に答える実務目線の情報をお届けします。
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このページの目次
- 奉行iクラウドとは?クラウド業務ソフトの全体像と導入意義
- 料金体系とオンプレミスからの乗り換えメリット
- 年額料金まとめ(グレード別、製品別)
- クラウド業務ソフトを選ぶ際の評価ポイント
- 導入時のコスト構造と注意すべき点
- 奉行iクラウドの料金についてのよくある質問
- まとめ:料金から見た奉行iクラウドの実力
1. 奉行iクラウドとは?クラウド業務ソフトの全体像と導入意義
奉行iクラウドとは、株式会社オービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供するSaaS型(クラウド型)業務ソフトです。奉行シリーズは、財務会計や人事給与をはじめとする基幹業務領域において高い評価と長年の実績を誇り、クラウド型への対応によって、従来のオンプレミス型(自社サーバ)運用の課題を克服しています。
クラウド型の主なメリットは以下の通りです:
- 自社サーバの導入・維持管理・更新コストの削減
- 自動バージョンアップで常に最新機能を利用可能
- 複数拠点・リモートワークに対応した柔軟な利用環境
- 高度なセキュリティ・災害対策(データセンターは「Microsoft Azure」を利用)
これらの特徴により、社内のITインフラ整備や運用負荷を軽減し、業務効率化を促進します。
2. 料金体系とオンプレミスからの乗り換えメリット
「奉行iクラウドは本当に高いのか?」という疑問をお持ちの方もいらっしゃるかもしれません。
結論、初期費用と年間ランニングコストにプラスして「見えにくいコスト」も含めて総合的に考慮すれば、多くの場合、奉行iクラウドは従来のオンプレミス型よりもコストパフォーマンスに優れています。
ここでは、奉行iクラウドとオンプレミス型(奉行i11シリーズ)の料金を、初期費用とランニングコストを比較し、その「本当のコスト」を解説します。
奉行iクラウドの料金体系:年間契約とライセンスの考え方
奉行iクラウドは、年間ライセンス契約に基づくサブスクリプション型の料金体系です。料金は「利用タイトル(ソフトの種類)」「グレード(iE/iAなど)」「ライセンス数(接続数)」に加えて、必要に応じた「拡張機能オプション」によって変動します。
基本の年間ライセンスに含まれる項目:
- ソフトウェア利用料金(アプリケーション使用)
- 保守・バージョンアップ対応(OMSS込み)
- クラウド環境利用料金(サーバー/インフラ管理費用)
- コールセンターやリモートサポート等のサポートサービス
なお、オンプレミス型の「奉行11シリーズ」では、ソフトウェア購入費用と年間保守(OMSS)料金を別々に支払う必要がありましたが、奉行iクラウドではこれらがパッケージ化されている点が大きな違いです。
初期費用と年間ランニングコストの比較
従来のオンプレミス版「奉行i11シリーズ」は、ソフトウェア本体の購入費用(イニシャルコスト)が大きく発生し、数年ごとのバージョンアップ時には追加費用が必要です。一方、奉行iクラウドはソフトウェアの購入が不要。基本的なプラン(iEシステム)であれば初期費用もかからず、導入時の初期投資を大幅に抑えることができます。
また、オンプレミス版「奉行i11シリーズ」では、年間保守サービス(OMSS)の継続更新が一般的で、毎年一定の保守費用がかかります。加えて、サーバの運用・保守には人件費や電力費など、見えにくいコストも発生します。
奉行iクラウドは年間利用料型であり、この料金には保守サービス、バージョンアップ、サーバ費用、システム管理費用などが全て含まれており、突発的な追加費用は発生しません。シンプルで予測しやすい点が特長です。
例)
給与奉行iクラウドiEシステム:72,600円/年
給与奉行i11 OMSS:94,600円/年
「見えにくいコスト」をなくすという価値
オンプレミス環境には、見積書には記載されない様々な「見えにくいコスト」が存在します。奉行iクラウドは、これらのコストをまるごと解消できる点が大きな価値となります。
- ハードウェア費用:サーバやネットワーク機器の購入・保守費用、故障時の修理費。
- ソフトウェア費用:OSやセキュリティソフトなどのライセンス費用。
- 人件費:システム管理、運用、セキュリティ対策を行う専門スタッフの人件費。
- 稼働に必要な費用:機器を稼働させるための電気代、空調費、設置スペースの賃料など。
- BCP・セキュリティ対策費用:災害時のバックアップ、セキュリティ対策、監視体制の構築費用。
- リプレース費用:機器の老朽化に伴う交換費用や、それに伴う移行作業の手間。
このように、奉行iクラウドは初期費用を抑えつつ、日々の運用にかかる見えにくいコストも含め、総保有コスト(TCO)で見ると経済的であるケースも多くあります。
以下のページで料金以外のメリットも確認いただけます。
奉行iクラウドの導入メリットと注意点
3. 年額料金まとめ(グレード別、製品別)
奉行iクラウドの料金プラン比較(iE〜iSグレード)
奉行iクラウドは、利用規模や管理機能のニーズに応じて5つのグレード(iE/iJ/iA/iB/iS)があり、企業規模や処理件数、分析ニーズに応じて最適なプランを選択できます。
勘定奉行iクラウドの料金例(iE〜iSグレード)
| 基本システム | iE | iJ | |
|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 55,000円 | |
| 年間料金(1名) |
102,300円 月あたり8,525円 |
155,100円 月あたり12,925円 |
|
| 仕訳伝票明細件数 /請求書枚数 |
仕訳伝票明細件数 30,000明細まで 請求書枚数 360枚/1年 |
仕訳伝票明細件数 100,000明細まで 請求書枚数 360枚/1年 |
|
| 主な機能 |
|
|
|
| 基本システム | iA | iB | iS | 初期費用 | 55,000円 | 66,000円 | 77,000円 |
|---|---|---|---|---|
| 年間料金(1名) |
257,400円 月あたり21,450円 |
310,200円 月あたり25,850円 |
369,600円 月あたり30,800円 |
|
| 仕訳伝票明細件数 /請求書枚数 |
仕訳伝票明細件数 300,000明細まで 請求書枚数 600枚/1年 |
仕訳伝票明細件数 300,000明細まで 請求書枚数 600枚/1年 |
仕訳伝票明細件数 300,000明細まで 請求書枚数 600枚/1年 |
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| 主な機能 |
|
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|
各製品ページで料金を確認できます
奉行iクラウドと奉行i11シリーズの料金比較
<参考>奉行iクラウド(最小構成のiEシステム)の利用料金とオンプレミス版(奉行i11スタンドアロン版)の保守料金との料金比較表
| 製品名 | クラウド利用料金 | OMSS料金(保守料金) |
| 勘定奉行 | 102,300円 | 81,400円 |
| 給与奉行 | 72,600円 | 94,600円 |
| 商奉行 | 96,800円 | 81,400円 |
| 蔵奉行 | 96,800円 | 81,400円 |
| 申告奉行法人税地方税編 | 62,700円 | 94,600円 |
| 申告奉行内訳書概況書 | 52,800円 | 81,400円 |
| 固定資産奉行 | 62,700円 | 94,600円 |
| 法定調書奉行 | 52,800円 | 81,400円 |
ポイント
ソフトによりコスト感は異なるが、奉行iクラウドはソフトウェア購入費用・バージョンアップ費用・保守費用込みで実質的なコストパフォーマンスが高い。
勘定奉行iクラウドのページでさらに詳しく見る
4. クラウド業務ソフトを選ぶ際の評価ポイント
現在、会計や人事・労務をはじめとするクラウド業務ソフトは数多くの製品が提供されています。製品ごとに得意分野やサポート体制、料金体系などが異なるため、自社の運用スタイルや優先事項に合った選定が重要です。
以下は、奉行iクラウドをはじめとする製品を選定する際に押さえておきたい評価軸の一例です。
評価軸
- 自社業務に対する「機能の適合性」
- 法改正・制度変更へのスピーディな対応
- 初期導入〜運用フェーズでの支援体制
- オンプレからのスムーズな移行
- 将来的な拡張や複数製品の連携可能性
- 料金の分かりやすさとライセンス体系(ユーザー単位 or 契約単位)
奉行iクラウドは、上記の中でも「法令対応力」「サポート品質」「スムーズな導入支援」に強みを持っており、業種や企業規模を問わず幅広くご活用いただいています。
当社では、奉行iクラウドを含む複数製品の取り扱い実績があるため、客観的な視点での比較検討やご提案も可能です。いろいろなシステムと比較したいという場合にもお気軽にご相談ください。
5. 導入時のコスト構造と注意すべき点
複数ソフト契約と会社単位契約の影響
奉行iクラウドは製品単位で料金が発生するため、複数タイトルを導入する場合はそれぞれの料金が加算されます。
さらに、1契約で複数法人のデータを管理することができないため、法人ごとに契約が必要となります。
導入支援(ユースウェア)・データ移行費用
初期導入時、ユースウェア(操作指導・設定代行)やデータコンバート作業を外部へ依頼する場合、別途費用が発生します。
簡易シミュレーション:自社に合った料金を把握したい方へ
奉行iクラウドは導入構成によって料金が変動するため、メーカー公式の料金シミュレーターを使うことで、おおまかな費用感を確認できます。
奉行iクラウド料金シミュレーションを見る(OBC公式)
ご注意ください
- 奉行iクラウドは、メーカー(OBC)から直接の契約はできません。
- ご契約には、認定パートナー代理店経由でのお申し込みが必要です。
当サイト(ミモザ情報システムのOBCショップ)からお申し込みいただくことで、シミュレーション結果よりもお得な価格でのご案内が可能です。
シミュレーション後にご不明点があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
IT導入補助金を活用いただくことで、さらにお得に導入できます。
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6. 奉行iクラウドの料金についてのよくある質問
Q. 月額契約は可能ですか?
A. いいえ、奉行iクラウドは年間契約制です。
月額料金の表記は、年間契約額を12ヶ月で割った参考換算です。契約は1年単位となり、中途解約時の返金はありません。
Q. 保守サービス(OMSS)の費用は別でかかるのでしょうか?
A. 別途費用はかかりません。
奉行iクラウドの年間利用料の中に、保守サービス(OMSS)が含まれます。
サービス内容にも違いはありません。
Q. 複数のソフトを契約した場合、割引はありますか?
A. 複数契約による割引などはありません。
ご契約ソフト分の料金が発生します。
料金についてはタイトル、グレード、利用人数などにより異なりますので、各ソフトのページよりご確認ください。
・奉行iクラウド製品ラインナップ
Q. オンプレミスのソフトと比べると割高になりませんか?
A. ご利用状況により異なります。
例えば、「オンプレミスの給与奉行」をご利用の「従業員数20名以下」の企業様であれば、保守サービス(OMSS)の料金より低コストでクラウドをご利用いただけることもあります。
その他の条件においても、少しの差額で「奉行iクラウド」ならではの便利な機能をご利用いただける場合もありますので、是非お気軽にお問い合わせください。
この他にもご質問があればお気軽にご相談ください。
7. まとめ:料金から見た奉行iクラウドの実力
奉行iクラウドは、単なる『クラウド版』という枠を超え、法令対応・セキュリティ・サポート体制を含めた業務全体の最適化プラットフォームとしての完成度が高いサービスです。
料金は一見高く見えることもありますが、
- 導入・保守・バージョンアップを包括
- 社内インフラ不要で初期コストを抑制
- ITに不慣れな現場でも安心のサポート体制
といった特性を総合的に考慮すると、長期的にはコストパフォーマンスに優れた選択肢と言えます。

画像出典元:メーカー公式 OBC360°
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