ソリマチ会計王シリーズ Windows10・Windows11対応について(Windows7についても解説)
2022年12月2日更新
本ページは、ソリマチ株式会社より発表されている情報を元に、認定販売代理店のミモザ情報システムが作成しています。
今後、新たな情報が発表された際には、本ページにてご案内してまいります。
★お問い合わせが増えています ⇒ 次世代OS・Windows11について
目次
ソリマチ ソフトのWindows10対応状況
本ぺージは、各バージョン発売当時のカタログ情報をもとに案内しております。
Windows10は随時アップデートしていきますので、原則、最新版の会計王をご利用いただくようお勧めしております。
端末ごとのWindows10のアップデート適用状況によっては、下記で「対応している」と表示されていても、動作しない場合があります。
会計王シリーズ
ソフトのシリーズ | 対応について |
---|---|
17シリーズ以降 | Windows10に対応しています |
16シリーズ | バリューサポート加入・未加入問わず無料でWindows10対応プログラムをメーカーサイトよりダウンロード・適用すれば対応できます。 |
15シリーズ以下 | Windows10には対応しておりませんので、最新版へバージョンアップしていただくか、バリューサポートに加入していただく必要がございます。 ※データ移行については旧バージョンからのデータ移行・互換性についてをご覧ください。 |
農業簿記シリーズ
ソフト | 対応バージョン | |
---|---|---|
農業簿記 | 11 | 11.00.00以降 |
10 | 10.01.00以降 | |
農業日誌V6プラス | 6.70.00以降 |
Windows10の特長、ソリマチ製品との相性などについて
Windoiws10のサポート期限について
これまでのWindows(XP/VISTA/7/8/8.1)はMicrosoft社によるサポート期限が設けられていました。
XPのサポート期限は2014年4月に終了しましたが、稼働中のパソコンが数多く残存したため、メディアでも取り上げられる騒動になりました。
Windows7も、2020年1月にサポート期限を迎えました。
サポート期間内のOSは、日々進化するコンピューターウイルスや不正アクセスなどの脅威に対抗するための安全性向上や、OSのバグ・欠陥の修復のための更新が頻繁に行われます。
ところが、サポート期限を過ぎたOSは、これらの更新が行われなくなるため、危険にさらされてしまいます。
従前のWindowsでは、サポート期限が過ぎた場合は有料で最新版へアップグレードする必要がありましたが、Windows10からは、ご使用機器・端末が壊れるまで無償で更新サービスが提供されるという告知がなされていました。
しかしながら、2021年には、Microsoft社より次期OS「Windows11」が発表されました。
対応する機器は、無償で11にアップグレードできることになっているため「サポート永続」の建前は崩れていませんが、Windows10のサポートは2025年10月に終了することが決定され、状況が変化しています。
アップデートが落とし穴に
ここまでは、ユーザーにとっては、メリットが多い話でした。
ところが、いざ蓋を開けてみると、そうシンプルな話とはなりませんでした。
Windows10は、増大するセキュリティ面の脅威や、技術的進歩へ対応するため、これまで半年に一度の頻度で大型のアップデートが実施されています。
(バージョンと案内される、4桁の数字です。1709、1803、1809など、年月を表します)
このアップデートでは、毎回機能面・構成面でかなり大がかりな変更が加えられるため、それまで正常に動いていたソリマチ製品を含むソフトウェアや、プリンタなどのハードウェアが突然動かなくなる、最悪の場合はパソコン自体が不安定となり、正常に立ち上がらなくなるという不都合に見舞われるケースを多く耳にします。
こうした状況は、ひとえにOS側に起因する出来事であり、ユーザーをはじめ、ソフトウェアやハードウェアの開発者においても、不可抗力に近いものです。
自衛策として、以下の内容を挙げておきます。
こまめにバックアップをとる
基本中の基本です。
Windows10のアップデートは、自動的に実行されるのが特徴で、原則「強制適用」です。
Windows7までのように、更新適用可否をユーザーが選択する余地はありません。
(「WindowsPRO以上であること」「BIOSなど高度でリスクのある設定を操作する」などの前提条件をクリアできる場合を除く。)
このため、万一パソコンが突然起動できなくなるなどの不都合に見舞われても、業務への影響を抑えられるように、日常的にバックアップを実行する習慣をつけてください。
これは、仮にWindows10環境でなくても、業務にパソコンを利用する以上、必要な措置です。
できるだけ新しいパソコンを利用する
古いパソコン、特にWindows7からの無償アップデートでWindows10に切り替えたパソコンは、パソコンの持つパーツ(マザーボード、チップセット等)が相対的に古く、新しいバージョンのWindows10でメーカー動作保障外となるケースがあります。
また、Windows10のアップデート自体が失敗し、起動できなくなるなどのリスクもあります。
重要な業務に供するパソコンほど、信頼性を担保するため、新しいパソコンをご利用いただくことをお勧めします。
更新(アップデート)のスケジュールを変更したり、無効化する
不都合防止や、動作検証が完了するまでの時間稼ぎを目的として「Windowsの更新を一時停止する」方法は、インターネットを検索するといくつも出てきます。
ただ、セキュリティ上の危険を抱え込む行為です。
あくまで一時的な利用にとどめ、恒常的に選択されるべきでない対処法です。
ソフトウェアの保守を途切れさせない
Windows10の更新により、突然ソフトが起動しなくなった、という問い合わせをいただく機会が増えてきました。
このような場合は、原則保守サービス(バリューサポート)へのご加入をお願いしております。
ソフトウェア保守のサービスの本質は、「コールセンターを利用する権利」ではなく、あくまで「あらかじめお約束した動作環境において、ソフトウェアを利用いただける状態を維持するために、遂次プログラムの保守管理を行う」ことです。
保守サービスが提供されている間は、ソリマチ側も、対応保障しているOS上での動作保証をする義務がありますので、お客様側では「いつ何時使えなくなるか?」と気にすることなく、安心してご利用いただけます。
まとめ
最新OSであるWindows10の普及や、企業の保有する情報資産の不可逆的かつ加速度的な増大、それに伴い深刻化するセキュリティリスクなど、基幹業務システムを取り巻く状況は、数年前と比べて明らかに変化しています。
パソコンの価格は下落しましたが、比例して製品寿命は明らかに短期化し、消耗品に近い感覚となっています。
業務ソフトについても、Windows10アップデートによる突発的な不都合が生じたり、業務プロセスに大きな影響を与える法令改正の頻度が増えたりと、あらゆる角度から保守サービスの重要性が高まっています。
特に、久々に機器更新やバージョンアップを検討されるような場合は、こうした状況の変化を踏まえてご検討いただきますよう、お願いいたします。
次世代OS・Windows11について
Windows11は随時アップデートされますので、会計王シリーズについても、随時提供されるサービスパックの適用を行い、最新版のプログラムをご利用いただくことをお勧めします。
会計王シリーズ
以下の会計王シリーズについては、ソリマチによる動作検証を行っております。
なお、表中にない旧製品はWindows11の動作保証はされていません。旧製品をお使いのお客様は、最新版へのバージョンアップをご検討ください。
ソフトのシリーズ | 対応について |
---|---|
22シリーズ | Windows11に対応しています |
21シリーズ | Windows11に対応しています |
20シリーズ | 販売王、顧客王のみWindows11に対応しています |
農業簿記シリーズ
- 農業簿記11
- 農業日誌V6プラス
Windows7への対応について
現行販売中会計王22シリーズは、全てWindows7環境での動作に対応していません。
Windows7のサポート終了について
Windows7は、2020年1月14日をもって、製造元のマイクロソフト社のサポートが終了しました。今後、Windows7は、新たに見つかる脆弱性を修正する「更新プログラム」が提供されません。
この状態でWindows7を利用し続けると、コンピュータウイルスなどの外部からの攻撃に対し、予期せぬ情報漏洩などのリスクを抱えることになります。