応研ソフト Windows11、Windows10対応について(Windows10サポート終了)
2025年3月18日更新
本ページは、応研株式会社より発表されている情報を元に、応研認定販売代理店のミモザ情報システムが作成しています。
今後、新たな情報が発表された際には、本ページにてご案内いたします。
目次
Windows10のサポート終了について
Windows10のサポートは2025年10月14日に終了します。
これに伴い、セキュリティ更新プログラムや有償サポートを含む、Microsoft社のすべてのサポートが受けられなくなります。
また、サポートが終了したOSは応研製品の動作保証対象外となるため、現在Windows10をご利用の方は、サポート期間内にWindows11へのアップグレード、または新しいパソコンへの買い替えをご検討ください。
サポート終了後もすぐに応研のソフトが使えなくなるわけではありませんが、メーカーの動作保証がなくなることで、アップデートやサーバーセンターのシステムメンテナンス後に正常に動作しなくなる可能性があります。さらに、セキュリティリスクも高まるため、早めの移行を推奨いたします。
応研ソフトのWindows11対応状況
大臣NXシリーズは、Ver.4以降でWindows11に対応しています。このため、大臣NX
Ver.3以前の製品をお持ちのお客様は、バージョンアップが必要になります。
Ver.4へのバージョンアップは、応研ソフトウェア
バージョンアップをご覧ください。
また、その他大臣NXクラウドや、AXシリーズ等のクラウドサービスの対応については下記のメーカー公式サイトをご覧ください。
- <参考/メーカー公式サイト>応研 Windows11対応についてのご案内
応研ソフトのWindows10対応状況
ご利用中のソフトのバージョンは、ソフトを起動し、「ヘルプ」メニュー内の「バージョン情報」にて確認できます。
製品名 | Windows10に対応している大臣のバージョン |
---|---|
大蔵大臣NX | Ver 2.42~ |
大蔵大臣NX 個別原価版 | Ver 2.45~ |
建設大臣NX | Ver 2.45~ |
福祉大臣NX | Ver 2.95.15~ |
公益大臣NX | Ver 2.95.15~ |
医療大臣NX | Ver 1.92~ |
販売大臣NX | Ver 2.86~ |
顧客大臣NX | Ver 2.74~ |
給与大臣NX | Ver 2.89~ |
就業大臣NX | Ver 1.34~ |
人事大臣NX | Ver 1.95.25~ |
※申告大臣NXにつきましては、平成27年度版以降、対応しております。
ご利用中のソフトがWindows11/10に対応していない方
大臣を最新版へバージョンアップしてください。
3. Windows11/10の特長について
3-1. Windows11/10のサポート期限について
これまでのWindows(XP/VISTA/7/8/8.1)はMicrosoft社によるサポート期限が設けられていました。
XPのサポート期限は2014年4月に終了しましたが、稼働中のパソコンが数多く残存したため、メディアでも取り上げられる騒動になりました。
Windows7は2020年1月14日にサポートが終了し、Windows10も2025年10月14日にサポートが終了することが決定しています。
サポート期間内のOSは、日々進化するコンピューターウイルスや不正アクセスなどの脅威に対抗するための安全性向上や、OSのバグ・欠陥の修復のための更新が頻繁に行われます。
ところが、サポート期限を過ぎたOSは、これらの更新が行われなくなるため、危険にさらされてしまいます。
3-2. アップデートが落とし穴に
Windows10が更新されること自体は、ユーザーにとっては、メリットが多いものでした。
ところが、いざ蓋を開けてみると、そうシンプルな話とはなりませんでした。
Windows10は、増大するセキュリティ面の脅威や、技術的進歩へ対応するため、これまで半年に一度の頻度で大型のアップデートが実施されています。
(バージョンと案内される、4桁の数字です。1803、1910、20H2など)
このアップデートでは、毎回機能面・構成面でかなり大がかりな変更が加えられるため、それまで正常に動いていた応研製品を含むソフトウェアや、プリンタなどのハードウェアが突然動かなくなる、最悪の場合はパソコン自体が不安定となり、正常に立ち上がらなくなるという不具合に見舞われるケースを多く耳にします。
こうした状況は、ひとえにOS側に起因する出来事であり、ユーザーをはじめ、ソフトウェアやハードウェアの開発者にとっても、不可抗力に近いものです。
このような大型アップデートの考え方は、後継のWindows11でも引き継がれています。
ここでは自衛策として、以下の内容を挙げておきます。
こまめにバックアップをとる
基本中の基本です。
Windows11/10のアップデートは、自動的に実行されるのが特徴で、原則「強制適用」です。
Windows7までのように、更新適用可否をユーザーが選択する余地はありません。
(「WindowsPRO以上であること」「BIOSなど高度でリスクのある設定を操作する」などの前提条件をクリアできる場合を除く。)
このため、万一パソコンが突然起動できなくなるなどの不都合に見舞われても、業務への影響を抑えられるように、日常的にバックアップを実行する習慣をつけてください。
これは、仮にWindows11/10環境でなくても、業務にパソコンを利用する以上、必要な措置です。
できるだけ新しいパソコンを利用する
古いパソコンからの無償アップデートでOSを切り替えたパソコンは、パソコンの持つパーツ(マザーボード、チップセット等)が相対的に古く、新しいバージョンのOSでメーカー動作保証外となるケースがあります。
また、アップグレード自体が失敗し、起動できなくなるなどのリスクもあります。
重要な業務に供するパソコンほど、信頼性を担保するため、新しいパソコンをご利用いただくことをおすすめします。
更新(アップデート)のスケジュールを変更したり、無効化する
不都合防止や、動作検証が完了するまでの時間稼ぎを目的として「Windowsの更新を一時停止する」方法は、インターネットを検索するといくつも出てきます。
ただ、セキュリティ上の危険を抱え込む行為です。
あくまで一時的な利用にとどめ、恒常的に選択されるべきでない対処法です。
ソフトウェアの保守を途切れさせない
Windows11/10の更新により、突然ソフトが起動しなくなった、という問い合わせをいただく機会が増えてきました。
このような場合は、原則としてDMSS保守サービス(DMSS)へのご加入をお願いしております。
(保守サービスの提供が終了している旧製品の場合は、最新製品へのバージョンアップ+保守加入)
ソフトウェア保守のサービスの本質は、「コールセンターを利用する権利」ではなく、あくまで「あらかじめお約束した動作環境において、ソフトウェアを利用いただける状態を維持するために、遂次プログラムの保守管理を行う」ことです。
保守サービスが提供されている間は、応研側も、対応保証しているOS上での動作保証をする義務がありますので、お客様側では「いつ何時使えなくなるか?」と気にすることなく、安心してご利用いただけます。
まとめ
最新OSであるWindows11/10の普及や、企業の保有する情報資産の不可逆的かつ加速度的な増大、それに伴い深刻化するセキュリティリスクなど、基幹業務システムを取り巻く状況は、数年前と比べて明らかに変化しています。
パソコンの価格が下落した一方で、製品寿命は明らかに短期化し、消耗品に近い感覚となっています。
業務ソフトについても、アップグレード、アップデートによる突発的な不都合が生じたり、業務プロセスに大きな影響を与える法令改正の頻度が増えたりと、あらゆる角度から保守サービスの重要性が高まっています。
特に、久々に機器更新やバージョンアップを検討されるような場合は、こうした状況の変化を踏まえてご検討いただきますよう、お願いいたします。
ご質問・ご相談等ございましたら、お気軽にお問い合わせください。