PCAクラウド導入事例 株式会社菅野製作所 様

株式会社菅野製作所は、2004年に門真市で創業されました。 プラスチック加工を主業とし、1個からのオーダーが可能な少量多品種の部品制作を強みとされるうえ、量産にも対応可能な設備をお持ちです。
コロナ禍においてはパーテーションの製造を手掛けるなど、素早く柔軟に事業展開されています。

2019年に当社・ミモザ情報システムを通じてPCAクラウドを導入されました。
この度、活用の様子や、その効果について、小幡社長にインタビューを行いました。

作業増員も安価で実現できるクラウド

──以前からPCAソフトを使っておられたようですが、クラウドに切り換えられたきっかけは？

もともとは商魂・商管のたいへん古いバージョンを使っていました。
入力できるパソコンの台数を増やそうとしている時に、最初にとった見積もりがサーバ機材込みで100万円を超えていて、これでは負担が大きすぎると思いました。
しかし、そうしている間もパソコンはどんどん古くなります。いよいよ置き換えなければと思っていた矢先に、ミモザさんから初期費用の安い「PCAクラウド」を提案をしてもらいました。

「PCAクラウド」導入前は、これまで積み上げてきた当社の販売実績やお客様等のデータは全て、古いパソコンに入れたPCAソフトの中にしかありませんでした。
PCAのソフトが入っているパソコンも、いつ故障してしまうかわかりませんし、仮にそのような事態を迎えれば、すぐに業務が混乱してしまいます。そうした不安は常に抱えていました。
これを避けるためにも、クラウド移行を決断しました。

──クラウドという概念については、以前からご存知でしたか？また、クラウドに対する不安はありませんでしたか？

以前、PCAの営業の方からチラシを貰っていたので、「クラウド」という言葉は知っていました。
ただ、意味については漠然とした理解しかしておらず、導入検討当初はそれほど詳しくはありませんでした。

不安について、当初はパソコン本体にデータが保存されないので、クラウドにちゃんとデータが記録されるのか、半信半疑でした。
ただ、導入検討の最初期に、クラウドのデータは国内2箇所に保管場所があり、仮に1箇所で障害が起きても、もう片方でバックアップがとられているため大丈夫だと聞き、それなら安心できると思いました。

──情報漏えい等の心配はされませんでしたか？

情報漏えいについては、当初からあまり心配していませんでした。
セキュリティの観点からすれば、今までのように社内に全てのデータがあるほうが脆弱であったと考えられます。
少なくとも、今よりもマイナスになることはないだろうと思い、不安はありませんでした。

──クラウド導入時に他のソフトと比較されましたか？

他のソフトとの比較はしていません。
これまで利用してきたPCAのソフトと使い勝手が変わらないことが重要でしたので、PCAクラウド以外は検討しませんでした。

──現在、PCAクラウドは何台のパソコンで利用されていますか？また、クラウドならではの利用はされていますか？

全部で4台にインストールして使用しています。
事務所に2台、それから私の自宅のパソコン1台と、私のノートパソコン1台です。

現状、私自身はテレワークをしていませんが、妻が自宅で事務処理をする時に、自宅からでも売上を見ることが出来ていますね。

──クラウドに切り替えた際、社内ではどんな意見がありましたか？

ソフトウェアの更新作業が不安です。
私自身、パソコンに特別精通しているわけではないので、更新作業に失敗してソフトが動かなくなったらどうしようという不安があって二の足を踏んでしまいます。
一緒に使っているファイル共有システム（eDoc）のデータ読み込み速度が遅いという意見もありました。

──PCAのサポートは利用されますか？

時々利用しています。
対応は丁寧でわかりやすくて良いですね。
順に説明してくれるので、これまでの問題は解決できました。中途半端では終わらせず、きちんと解決できる所まで付き合ってくれています。

──PCAクラウドに、改善してほしい点はありますか？

通常の売上入力や集計などの際は気になりませんが、図面など、画像データを呼び出すときは遅くなりますので、ここを改善してほしいです。
当社側の回線速度の問題もありそうなので、今後インターネットの回線や配線も見直して見ようかと思っています。

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