PCAクラウド導入事例 シーケー物流株式会社 様
シーケー物流株式会社様は、1997年4月に電炉メーカーである中部鋼鈑株式会社の子会社として設立され、危険物倉庫事業および、名古屋市中川区において、中部鋼鈑株式会社が生産する鉄鋼製品に係る運輸事業を展開されています。
2020年に当社・ミモザ情報システムを通じてPCAクラウドを導入されました。
今回は、幅広い分野のソフトウェアを「PCAクラウド」で統一されている環境下でのご利用の様子を、主任の井上様に伺いました。
プロフィール
シーケー物流株式会社
〒475-0033 愛知県半田市日東町1番地の36
ご利用のソフトウェア/環境
PCA会計クラウド/PCA給与クラウド/PCA固定資産クラウド/PCA人事管理クラウド/PCA法定調書クラウド/PCA法人税クラウド
3ユーザー
作業環境整理の際にも有力な選択肢『クラウド』
──PCAクラウドを選択された理由を教えてください
井上様
まず、前任者が、PCAのパッケージソフトを利用していました。
その上で、給与と会計が別のパソコンに入っていたため、印刷した書面を目視確認しながら仕訳入力していたので、何とかしたかったんです。
元々、こちらの現場には前任者とパートの2名しかおらず、前任者が全て一人でソフトの利用を完結していました。
ところが、私が着任するタイミングで、パートの方を正社員にして、2名体制で処理を行う事になりました。
当時のPCAソフトはスタンドアロンでしたので、月次の処理をやっていると、どうしても入力した内容を2人で同時に見たい時がありました。
そこで、いつでも別々のパソコンでデータが見られるPCAクラウドへの、置き換えを検討しました。
──たった2名で、これだけ多岐に渡って使われているのですか?
私が法定調書、法人税、会計、給与、もう1人の担当は給与関係と会計の入力くらいです。
──どなたがクラウド化を決断されたのですか?
私が決めました。
元々上司からもクラウドにしたほうが良いのでは、という意見もありました。
費用面を検討しても、保守費用を含めて考えると、全てPCAクラウドにしても、全てスタンドアロン版の状態と費用はあまり変わりませんでした。
半年くらいPCAソフトを使ってみて、操作にも慣れてきたので、クラウド化を検討しました。
──導入から定着までは、スムーズに行きましたか?
すぐに慣れました。
PCAのソフト自体も、親会社で使っていた某社のシステムよりも扱いやすいです。
サポートも最初こそ利用していましたが、ほとんどはソフト付属のヘルプを見て覚えてしまいました。
──PCAのサポート対応は、いかがですか?
PCAのサポートセンターは丁寧に教えていただけるので、不満に思ったことはないですし、助かっています。
ただ、期末など忙しい時期では、毎回ではないにせよ、電話がつながりにくくなることがありました。
最近では、あまりサポートセンターは使っていません。特に困らず普通に使えているので、慣れてくると分からないことも大体ヘルプを見ると解決します。
かなり細かいことが書いてあって、私自身、こういうものを見るのが好きなんですよ。
──クラウドの速度はどうですか?
パッケージソフトとさほど変わらない感じがします。
パソコンのスペックの問題でも変わるかもしれませんが、立ち上がりが微妙に遅い感じはあります。それでも、使っていて気にならない程度です。
──「クラウドならではの使い方」はされていますか
現在、(事務所の)外部からの利用はしていません。
ただ、やはり2人で同時に見れるのは便利ですね。
以前はデータを見たいときに、もう一人の担当が使い終わるのを待っていないといけなかったのが解消され、月次処理も早くなりました。
データを分析するときも、都度データを出してもらっていましたが、今は自分のパソコンでいつでも見られるので便利で早いです。
──PCA固定資産や、PCA法人税の利用状況については?
固定資産の数自体が300点くらいで、さほど多くはないです。
親会社の時は何万件とありました。
固定資産は、基本的に親会社から借りているものが多いです。
親会社では固定資産の申告もあったので大変で、それだけを担当していました。
こちらは固定資産の数自体は少ないですが、他の業務も何でもやらないといけないので、ソフトがないと大変です。税率もしょっちゅう変わったりするので。
PCA法人税については、税理士さんがいるんですけど、こちらで計算しないといけない事になっているので計算して渡しています。
税理士さんはPCAではない別のソフトを使っていますね。
──PCAクラウドには、データ使用容量の制限があります。 利用状況はいかがですか?
たくさんソフトを使っていますが、データ量が多いのは給与と会計くらいです。
全体で2GBの内、70%くらいしか使っていません。
今のところ問題ありません。
インタビューを終えて
井上様が、事務所内のパソコンの管理も兼任されている様子で、現場での課題に直面しながらも、自ら解決し、切り開いていく様子が印象的でした。多数のバリエーションに及ぶソフトを使いこなしていけるのも、井上様だからこそ、でしょう。
PCAソフト間では、データベースを共有しているため、例えば給与に登録した社員情報を人事管理へ連動させることができます。PCAクラウドでは、さらにAPIによるデータ連携が行えるため、PCAソフト間と同様に、外部ベンダーのシステム、例えば勤怠管理や給与明細配信システム等とも、CSVファイルを介すことなく、手軽に素早くデータを連携させることができます。
さらになる業務の電子化・効率化を目論む暁には、是非提案させていただければと存じます。
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